こんにちは!Pラボ編集部です。
パーキンソン病患者を治療する中で”膝の痛み”で相談を受ける機会は少なくないのではないでしょうか。
鍼灸治療をしてその場で痛みが改善したとしても、”次に治療をする際には元通り”なんてことが多々あると思います。
パーキンソン病は進行性であって、姿勢異常がなくなる訳ではないので膝関節へもメカニカルストレスは繰り返されてしまうのは必然であるとも言えます。
そういったケースの場合には日常的にストレスを軽減できるサポーターは、鍼灸治療と併せて使用することで治療効果もよりアップすることが出来ます。
サポーターを選ぶ際の基本的な考え方を理解することで、日々の臨床に活かしてもらえたら幸いです。
1.膝サポーター選ぶ際の3つの視点
サポーターのみならず、膝を評価する上の思考を整理する上で非常に大切なポイントになります。
⑴.矢状面:横からみる視点
⑵.前額面:前からみる視点
⑶.水平面:上からみる視点
膝を評価する時に陥りがちなのが”矢状面”でしか膝を捉えておらず、前額面・水平面の視点を忘れがちになります。
膝の痛みの原因は”矢状面”よりも”水平面”であることが多く、”膝の捻れ”は必須評価ポイント!!
膝のサポーター選びでは水平面も忘れず評価するようにしましょう。
2.サポーターの目的の違い
では実際にサポーターで見比べてみましょう。
パッと見た感じは全く同じサポーターに見えますよね。
前額面サポーターには再度に支柱が付いていたり、水平面では回旋制動機能が付いています。
実際の患者さんにとって原因が異なるため、しっかりと評価した上でサポーターを選択してあげれば、治療効果がさらにアップすることは間違いなし!
やってみた感想もお待ちしています。
ではまた。
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