鍼灸師がパーキンソン病患者に関わる意義

はじめまして。

PDSQ Labo編集部です。

この度は公式LINEに登録いただきありがとうございます。

公式LINEでは鍼灸師としてのパーキンソン病患者を見るさいの向き合い方をお伝えできればと思います。

今回のコラムでは、鍼灸師として「パーキンソン病患者とどう向き合うことが大切なのか」についてお話ししたいと思います。

 

パーキンソン病患者さんは、進行とともに徐々に動きにくくなってしまう病気で鍼灸治療が力になれる可能性は多いにあります。ただ、鍼灸治療をすることで症状が改善したにも関わらず、次の治療する時になると「調子が悪いです」といったネガティブな発言をすることが多く見られます。

そうすると、我々鍼灸師としても「この患者さんはいつもネガティブな発言ばかりしててしんどいなあ。。」と感じてしまいやすくなってしまいますよね。

過去に、ある鍼灸師さんから言われたのですが、「パーキンソン病患者さんをみているといつもマイナスなことばかり言っているのであまりみたくないんですよね。。」とのことでした。

せっかく一生懸命治療しているのにマイナスなことばかり言われると暗い気持ちになってしまう鍼灸師の気持ちも分からなくはないですが、パーキンソン病患者さんを担当する上で大切ななことは、単に鍼灸治療を行うだけでなく、会話の中でも元気を与えてあげることなんです。

パーキンソン病になるとドパミン不足によって精神的にもマイナスに捉えてしまいやすくなるのは仕方のないことであり、
鍼灸師としては、治療の中で身体的にだけでなく精神的にも元気にしてあげることがパーキンソン病患者をみる上で欠かすことのできないスタンスです。

今後担当することがある際には「一治療一笑顔」を心がけてみると良いかもしれません。